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日本から南南東に約8800キロ
遠く離れた南半球の海洋上に
日本と同じように南北に細長い島国があります。
今からおよそ1000年前、
初めてその島に渡ってきたマオリの人々は、
その地を見て、
「アオテアロア」
〜 白く長くたなびく雲の地 〜
と名づけました。
そこは現在の
ニュージーランド。
ここには自然のゆっくりとした時間の流れがあります。
この島国の面積は日本の約4分の3程度ですが、
その中には様々な地形と景色がぎっしりと詰まっています。
  
  
また、一番近い大陸オーストラリアからも
約2000キロほど離れている
「孤立の地」であるこの島国には、
世界でも珍しい固有種が数多く存在しています。
例えば、飛べない鳥「キウイ」や「ウェカ」、「タカヘ」。
太古の昔から孤島だったこの地には、元来哺乳類が存在せず、
逃げる手段の羽は必要なくなり退化していきました。
 
天敵から逃げることを忘れてしまったこの鳥達は、
たまに私達人間の前にも突然ひょっこりと現れ、
悠々と散歩をすることもあります。
人間がこの島に住み着いてからの歴史は浅く、
ここには今もなお手付かずの自然が数多く残されています。
一歩足を踏み入れるだけで
太古の昔へタイムスリップしたような、
あるいは、
別世界にきてしまったような、
そんな感覚に陥るような場所がこの国には沢山存在します。
大自然のゆっくりとした時間の流れのなかで、
自分も母なる大地の一部分であると実感できるような場所、
それがニュージーランドなのです。
2002年の11月から約1年半、
この地を旅して出会った無数の自然美達。
自分の心と共鳴するその風景や瞬間を、
私は自分の心を表現するかのごとく、
無我夢中でフィルムに収めました。
 
 
 
地球の美しさを
からだじゅうで感じることのできた旅。
その時の感動を、この国の素晴らしさを、
一人でも多くの人に伝えたくて
ここに「ニュージーランドの自然美達」として
写真を公開することにしました。
このサイトを見て、
心が癒される・・・。
いつか私も訪れてみたい・・・。
みなさんにそんな気持ちになってもらえたら
私としてはとてもうれしいかぎりです。
それではどうぞ、ごゆっくり・・・☆
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